■エビデンス(医学的証拠)がない
小学校1年生(前歯のみ永久歯)で歯並びを治しても、高校1年生(全て永久歯)での歯並びは保証されません。すなわち、早期矯正歯科治療の有効性を示す、絶対的なエビデンス(医学的証拠)は、まだありません。
■エビデンス(医学的証拠)がある
一方で、症状によっては、成長を利用する早期治療が勧められる場合があり、当クリニックでも実践しています。
「小学校低学年以降~での早期治療を勧める考え方」のエビデンス(医学的証拠)
東京歯科大教授 末石研二 (2015年)
1.歯と歯周組織に対して為害作用がある(例:歯の咬み合わせにより、歯茎が後退している)
2.重篤な不正咬合への進展を招来する(例:クセを伴う出っ歯・受け口・開咬)
3.成長誘導が必要(例:歯が骨の中にもぐっている・歯の出方がおかしく他の歯にも影響しそう)
4.患児の健全な心身の発育に影響する(例:周囲の人から不正咬合を冷やかされる・コンプレックス)
5.矯正歯科の早期治療を、ご本人もしくは親御さんが希望(私の考えを追加)
6.症状により前期治療(早期治療) → 経過観察 → 後期治療が効果的な場合があります。
当クリニックでもこれらの考え基づき、早期矯正治療を行ない効果をげています。
お子様が1~6に該当するかは、お気軽に矯正相談(無料)をご利用ください。