患者さんへ(矯正歯科選択の参考資料)
- 常勤の矯正歯科専門医(資格)が担当か? 毎日矯正の先生がいないとトラブルにはどう対応?
- 年間100症例程度のマウスピース矯正治療実績があるか? 医療は経験です。
- マウスピース矯正単独での治療が難しい? 代替治療ができるか。
エンゼル該当
日本矯正歯科学会の指針
針金矯正で治すべき症例を、マウスピース矯正で治そうとしてトラブルが起きている。
マウスピース矯正でも、矯正診療に関する専門的な診断能力・治療技術・経験は不可欠。
以下の施設基準・資格が望ましい。
- 側面頭部X線規格写真撮影装置を有している
- 5年以上の矯正歯科臨床研修を修了した者
- 転医・返金規定の提示
- 不測の事態を考慮し、治療の利点・欠点・代替え治療法(針金矯正)を患者さんに説明し、理解してもらう
日本歯科矯正専門医学会の指針
ホームページの見方
○お勧めの歯科医院
- 矯正歯科のみを標榜している
- 矯正治療症例がたくさん出ている(治療前・治療が後分かる/顔・口元の写真)
- 矯正に従事している歯科医師の経歴が掲載してある
- 矯正歯科専門医として認定を受けていることを掲載している
- 矯正治療前にきちんと検査を行う
×要注意の歯科医院
- マウスピースだけで治るとうたっている
- 一般歯科・審美歯科・インプラント・歯周病などたくさんの診療科を掲げている
- 年齢が早ければ早いほど良いと書いてある
- 院長が診療を行っていない
- きちんとした資料を作成せずに治療を始める
- 短期間で治療できるとうたっている
- 見えない矯正を売り物にしている
- いろいろな装置や治療方法が、やたらと多く掲載されている
- 見てもいないのに、絶対歯を抜かないとうたっている
- 風俗店のような派手な広告(東京からの有名な先生診療・キャンペーン中・限定〇名・激安・モニター割引・・)
E-矯正歯科.com
日本では歯科医師の免許があればだれでも「矯正歯科の看板」を掲げることができます。そのため、矯正の専門技術・治療経験が不十分な医師が治療を行うケースが後を絶たず、問題となっています。
客観的な指標として「矯正歯科専門医の資格」を歯科医院選びの参考にされることを、お勧めします。
上記資料(改変引用:2021/1/1現在)は、患者さんもインターネットで確認可能。
専門医は、全国に450人(3矯正学会合計)
・日本矯正歯科学会
・日本成人矯正歯科学会
・日本歯科矯正専門医学会